週末2(8/31)

日曜日は長野県美麻村でのインカレ観戦。東大チームが夏の合宿でどれだけ伸びたのかを見るのが楽しみ。西薗選手は個人追い抜きで4min56secのタイム!
数年前(清水都貴選手優勝の頃)だったら優勝タイムである。

まずは女子レースの合間に、コースを1周走ってみる。コース確認にこの夏導入したGarmin Edge705が大活躍。事前にコースデータを入力しておくと、初めての場所でも全く迷わない。最初に5kmの下り、それから登り&フラットを繰り返しながら、ゴール前でもうひと登りの1周12kmのコース。

東大の三宅監督、OBの岩崎さん、チームメンバーと話をした後、13周の周回レーススタート。
鹿屋体大の黒川監督と東大OBの岩崎さんと並んですわり、レース展開について話しながら記録をとる。勝てなくとも何かアピールできるだろうと期待していた西薗選手は体調不良で、9周目には登りでは足を攣りながら走っていたが、途中でレース終了。アシストして一緒についていた高木君も一緒にレースを終了。本番のレースで力を発揮できなかったのは残念だったが、彼らには本物の力がつきつつあるので、次に期待したい。

レースは鹿屋体大の角選手の逃げ切り勝ち。
今回のレースで強く印象に残ったのは、鹿屋の野中選手と法政の青柳選手、京産大の佐々木選手。ホントに強かった。
鹿屋はどんな展開になっても勝てる層の厚さと、レースのうまさが際だっていた。
いいレースだった。

レース後、黒川監督に鹿屋体大大学院の瀬尾君を紹介してもらった。
研究者とと現場指導者という両立が難しい二つの立場でよく頑張っている。

これは自分もいつも考える。アカデミックにベースをおきつつ、競技現場で役に立つ技術を提供するのが自分の目指すポジションであるが、この両立は簡単ではない。現場に即したデータ収集をしていると、研究の場で公にできるような筋道立ったデータ収集は難しい。研究のためのデータ収集をしていると選手との協働はできない(選手にはあまりメリットのない作業を強いることになる)。
ここが工学者としての腕の見せ所・・・