金曜日から

先週金曜日は研究室のゼミで、ポジション変更とパフォーマンスへ影響に関する論文を紹介しつつ、ポジション変更の結果、血中乳酸濃度が実質下がる結果となった実験を紹介した。
いくつかの仮定の下、筋肉量が増加する割合と、それによるパワー値の低下率がどこでバランスするのか?という試算をしてみると、10%パワー値を下げるのに50%の増加。もちろん仮定の下であるが、これはかなりの増加が必要となる。ポジション変更だけではそこまで筋肉量が増えるとは考えにくい。
利用する筋肉量が増えれば血中乳酸濃度は下がる可能性はあるが、それ以外にも原因があるのだろう。
成果としては(それを狙っていたのだが)、より筋肉を使うよう選手に試してもらいながらポジション変更を行い、その結果、複数の要因によりより大きなパワー値が発揮できた。それを代謝系の出口である乳酸濃度により確認できる可能性がある、ということだろう。

ゼミ後、渋谷で孝之とT澤君と夕食。自転車の話であっという間の3時間であった。