レース強度の測定

2006年度から、レースで必要な能力はどれくらいなんだろう?というデータの収集を行っている。2006年度に国内の実業団選手と、Vang(当時)の福島晋一選手にお願いし、2007年度はNippo-Colnagoの選手に、今年は大学生チーム(東大&鹿屋)とMeitanの宮澤選手、新城選手にデータ収集をしてもらっている。
プロレベルでもレースでパワー値を測定して公表されているモノはそれほど多くはない。2005年度にLandisのツール・ド・フランスでのデータが公開されたが、研究ベースではそれを含めて3報しか知らない。
まだデータがそれほど多く集まっているわけではないが、Meitanの二人がフランスで走っているデータには驚かされる事が多い。370Wが20〜30分続くこともある。日本の実業団選手でこの強度を維持できる選手はほとんどいないと思う。
若い選手であってもここまでの差を埋めてゆくには、目的を持って計画的にトレーニングを進める必要がある。日本人選手でこれくらいのレベルが数人という状態では日本のレベルは上がらない。やはり母集団そのものを増やさなければならない。

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